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PGH キャップ&フローレンス・ガーランド DK12

ローラの学校の先生だったフローレンス・ガーランドは、1880年当時、18歳で、デ・スメットの公立学校の最初の教師でした。その学校は資材も労働も、町の人々のボランティアによってたてられたもので、先生の給料はひと月に20ドルでした。 フローレンスは1887年に材木商だったチャールズ...

2015年3月15日日曜日

PGH 雪合戦 WG3

冬になって学校が始まると、弁護士のソープさんが新しい先生になりました。弁護士の仕事があまりないので、先生になったのですが、良い先生だったようです。

その冬は雪が深く、休み時間になるとローラは、男の子たちと雪合戦をして遊んでいました。乱暴な遊びに反対だったメアリが、止めさせようとしても、ローラはおかまいなしでした。
そこである日、メアリはローラの結っていない髪を両手でつかみ、 外へ行かせないようにしたのです。するとローラは、首にぐっと力を入れて、髪をつかんだままのメアリを外へ引きずり出しました。そのとたん、メアリに雪が命中して、ローラの髪を放したのだそうです。
メアリに話を聞いたかあさんは、もう十三歳になるのだから、もっとレディらしくしなさいといわれて、雪合戦はおしまいになった・・・と「パイオニアガール」は述べています。


ローラとメアリの間には、性格の違いからいつも確執がありましたが、「小さな家」ではここまで激しくは描かれていません。「パイオニアガール」では大人になることへの抵抗が、「小さな家」よりも強調されている、とヒルは述べています。


それにしても、いくら反対とはいえ、妹の髪をひっつかんで放さないのが、果たしてレディといえるのかどうか・・・? 二人のケンカなんて、すさまじかったような気がします。 かあさん、たいへんだっただろうな。