注目の投稿

PGH キャップ&フローレンス・ガーランド DK12

ローラの学校の先生だったフローレンス・ガーランドは、1880年当時、18歳で、デ・スメットの公立学校の最初の教師でした。その学校は資材も労働も、町の人々のボランティアによってたてられたもので、先生の給料はひと月に20ドルでした。 フローレンスは1887年に材木商だったチャールズ...

2014年1月6日月曜日

PG9 編み物

「パイオニア・ガール」には四才のローラがかあさんから編み物を習い、ミトンを作る話があります。 ローラのことですから、 あまり辛抱強くなかったようですが、 かあさんはできるまでやらせました。ようやく両方とも編み上げたら、最初に編んだのは犬がおもちゃにしていたようで、もう一度やり直し。ローラには気の毒だけど笑っちゃいます。


物語のローラは手芸があまり好きではなかったとありますが、 実在のワイルダーは楽しんでいたようです。 ワイルダー記念館にはワイルダーのドレスやキルトをはじめ、手作りのものが展示されています。 ワイルダーはボビンレースもしていたようで、 繊細なレースの襟を見た時は感激しました。今では手作りというと、愛情とかぬくもりとか云う言葉とワンセットになっているけれど、 ローラやワイルダーやかあさんのそれは、 いかにも質実剛健という感じがします。 手作りについて聞かれたら、彼女たちは自分で作れるものを、なぜ高いお金を払って買う必要があるのか、と答える気がします。