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PGH キャップ&フローレンス・ガーランド DK12

ローラの学校の先生だったフローレンス・ガーランドは、1880年当時、18歳で、デ・スメットの公立学校の最初の教師でした。その学校は資材も労働も、町の人々のボランティアによってたてられたもので、先生の給料はひと月に20ドルでした。 フローレンスは1887年に材木商だったチャールズ...

2014年1月10日金曜日

PG10 クリスマス

小さな家はおいしそうなシリーズだけど、なかでも美味しそうなのがクリスマス。「大きな森の小さな家」で、お客様をむかえるためにかあさんが作ったごちそうは、

壺いっぱいのクッキー、
ライ麦&コーンミールパン、
スェーデンクラッカー、
塩づけブタ入りベークド・ビーン、
ビネガー・パイ、
干しリンゴのパイ、
雪の上で固めた糖蜜のキャンディー
塩でふくらませたパン

というもの。
ところが、「パイオニアガール」のクリスマスに出て来るのは最後の四つだけ。大きな森のほうが断然おいしそう。

それに「大きな森の小さな家」では、ローラはプレゼントに人形のシャーロッテをもらうのに、「パイオニア・ガール」ではシャーロッテは登場しません。
以前は小さな家シリーズを実話と思っていたので、「この楽しき日々」でローラが結婚するときにこのシャーロッテを連れて行くのを読んで、「ちゃんと取っておくなんて、すごーい」と感激したけれど、シャーロッテはワイルダーの創作なのかもしれない・・・・。でも、「パイオニアガール」の五歳の誕生日にはかあさんの手作りの布人形をもらっているので、それがシャーロッテの話の基になっているのかも・・・・。
創作だとしても、第一巻の「大きな森の小さな家」で登場させた人形を、最終巻の「この楽しき日々」の大事なシーンで登場させて読者の感激を誘うなんて、心憎いというか、さすがですね。