2014年3月30日日曜日

PG51 月夜のデート

「この楽しき日々」にも描かれているように、日曜日の午後、恋人同士だったローラとアルマンゾはヘンリー湖やトンプソン湖へ馬車のドライブへ行きました。
ある日、二人はボーストさんの家へ立寄り、しばらくして帰ろうとすると、ボーストさんが「月が出てから帰ればいいじゃないか」とひきとめました。この日、真夜中を過ぎなければ、月が昇らないのを知っていて、二人をからかっていたのです。二人もそれを知りながら、月が昇るまで待つことにしました。

気の毒だったのはボーストさん夫妻です。ひきとめた手前、寝るわけにもいきません。疲れて切って目を開けていられず、二人とも椅子で眠り込んでしまいました。果たして、からかわれたのはどちらなのでしょう?
その晩、若い二人は夜中の二時に月が昇ってから、ボーストさんの家をあとにしました。

アルマンゾに送ってもらったローラは家にそっとしのび込むと、居間にはランプがともっていました。それを吹き消して寝室へ行こうとすると、かあさんの声が聞こえました。
「ローラ、今、何時なの?」
するとローラが答えました。
「あら、時計を見なかったわ!」

これがもし事実なら、おちゃめで可愛らしいワイルダーの一面が見えてきます。彼女も今どきの子だったようですね。