2014年3月16日日曜日

PG45 初デート

アルマンゾとローラが二人で時を過ごすようになったのは、信仰復興集会の帰りにアルマンゾがローラに家まで送らせて下さいと、声をかけたのが始まりでした。ローラは家族と、アルマンゾは兄のロイヤル、友人のキャップ、オスカーと一緒に教会に来ていました。でも、ローラが気になっていたのは、アルマンゾではなく、キャップでした。

ゾカートの伝記によれば、オスカーがアルマンゾにローラの後ろにいた女の子に声をかけて、家まで送らせてもらえるかどうか賭けをしようともちかけたけれども、オスカーはどの女の子とはっきり言わなかったので、アルマンゾは別の女の子だとわかっていながら、わざと間違えてローラに声をかけて賭けのお金をせしめた、となっています。

おそらくゾカートは、その部分を「パイオニア・ガール」から引用したのだと思いますが、私が使っているジョージ・バイ版の「パイオニア・ガール」には、その記述はありません。たぶんゾカートはカール・ブラント版の「パイオニア・ガール」を使ったのかもしれません。
今度出版される注釈付きの「パイオニア・ガール」では、二つの「パイオニア・ガール」の違いなども指摘してくれるかもしれません。


アルマンゾに賭けを持ちかけたオスカーはなかなかのハンサムだったようです。「パイオニア・ガール」には、彼のロマンチックな悲しい話も載っています。
また、ローラが気になっていたキャップは、二十代半ばに、農作業の機械の事故で亡くなりました。当時、農作業の機械は性能に問題のあるものが多く、事故は珍しくありませんでした。
「長い冬」によれば、キャップはアルマンゾと一緒に小麦を買いに行ったことになっていますが、キャップの親戚筋にあたる人は「行ったとは思わない」と、ある講演会で述べていました。